【機器紹介】院内感染対策の強い味方!医療用の器具洗浄機とは

コロナ禍がようやく明けてきましたが、長い間マスク生活だったこともあり、医療関係者ではない方も感染対策はとても意識されていたと思います。

歯科医院では、患者さんの口に触ることもあり、徹底した感染対策が求められます。

当院では使用した器具はいくつかの工程を経て滅菌を行いますが、大まかに言うと、器具の「洗浄」→「滅菌」という工程をへて、器具を清潔な状態にしています。

今回は「洗浄」の工程で用いている機器を紹介します。

当院では徹底した院内感染対策を行うために、器具の洗浄に医療用の器具洗浄機(ミーレ社 ジェットウォッシャーの最高位機種)を導入しています。

 

「家庭用の食洗器」と「医療用の器具洗浄機」は何が違うのかというと、

家庭用の食洗器は、油汚れを落とすことがメインで、最初から高温の水(60~80℃)で洗浄を行うものが多いのです。

一方で血液や唾液などのタンパク質汚れを落とす場合、高温にしすぎるとタンパク質が凝固・変性してしまい、逆に落としづらくなります。

そのため、医療用の器具洗浄機は最初に50℃ほどで洗浄し、タンパク質が器具にこびりつく事を防いでいます。器具に付着したタンパク質を十分に落としてからさらに90℃ほどの熱水で洗浄し消毒することで、B型肝炎ウイルスなどの耐熱性病原体も不活化することができると言われています。

当院で導入している器具洗浄機は手術用器具の洗浄に求められる90℃で5分間洗浄するという基準をクリアしており(国際規格ISO15883に適合)、高いレベルの洗浄が可能です。

このように当院では医療用の器具洗浄機を導入することで、器具の洗浄を確実に行っています。衛生的で安心な治療をご希望の方はぜひお越しください。

↑当院の医療用器具洗浄機

↑器具洗浄機の内部

 

よしざきファミリー歯科
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